寄り添う社会に

人生100年時代と言われるが、この超高齢社会の大きな課題は“認知症”であろう。私の身近でも義理の母が最後の8年程認知症を患った。段々と記憶を失い、家族さえも分からなくなる現実にうろたえるばかりである。ただし義母は本当に献身的な家族や施設の方々に囲まれ、幸せな人生であった。

 世界でも認知症の患者は4600万人に上り、今後ますます増加が予測されており、治療薬の開発が切望される。佐野市でも専門家が相談に乗ってくれる「楽風カフェ」が始まり、同所への訪問が縁となり、昨年「認知症サポーター養成講座」を全社員に受講してもらった。

 運動や社会参加が症状の進行を抑制することは、はっきりしているようだ。ただそれには認知症にやさしい社会になることが先決である。認知症と診断されると、人は自信を失い、どんどん話さなくなり、引きこもりがちになってしまう、それが悪循環となるそうだ。他の病気と同じように温かく受け入れる社会、私たちが認知症を理解し支援する訓練を受けていることが大切となる。誰でも取り組めることであり、そんな優しい世の中のために微力を尽くしたい。

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